このスクリプトは3D空間上で法線をサンプリングし、オブジェクトから他のオブジェクトへ法線を転送or合成する事が出来ます。
割りとよくあるタイプのスクリプトですが、煩わしい設定なしに手軽に利用出来るのが利点です。
また、転送元、転送先ともにポリゴンやメッシュである必要は無く、転送先に「法線編集」モディファイヤさえ適用出来れば動作します。
その他細かい仕様は以下のようになります。
- 転送先オブジェクトに、既に法線編集モディファイヤが有るか検索します。
有った場合、そのモディファイヤを転送ターゲットにします。
(ターゲットにしたくない場合、モディファイヤを非表示にしておいてください。)
無かった場合、自動的に法線編集モディファイヤを追加します。 - 転送元オブジェクトは内部的に、一旦Meshへと変換されます。
よって、Meshに変換可能なオブジェクトであれば、全て転送元に使用できます。 - 法線のサンプリングは、3Dグローバル空間上で行われます。
よって、2つのモデルが同一のメッシュ構造をしている必要はありません。 - 合成率は%で指定する事ができます。
0%は何もせず、100%は合成せずそのまま転送します。
1~99%の間では2つのオブジェクト法線が合成されます。
スクリーンショット
ティーポットの形状を維持したまま、影だけを球体からコピーする事が出来ます。
また、板ポリを重ねて作った木の葉に、ボリューム感を持たせるといった使い方も出来ます。
インストール
ダウンロードした.mzpファイルを3dsMaxのビューポート上にドラッグ&ドロップしてください。Category: TR ToolsにマクロTR_BlendNormalsが追加されます。
3dsMax 2014及び2015日本語版で動作テストしています。